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ドンファンとからす

2007/10/27

高校生の頃。
ドンファンの教えという本に夢中になった時期があった。
アメリカのカルロス・カスタネダという文化人類学者?が、
メキシコの呪術師ドン・ファンのもとで、
色々な教えを受けるという話し。
その話しがフィクションかノン・フィクションかなんて話しも

一部ではあるみたいだけど、
とにかくそんなことより、
その本の中の話しに憧れ、一喜一憂した。


その中で覚えているエピソードで、
たまに酒の席で友人とする話しがある。
(真面目な呪術を酒のネタにしてごめんね。)
それは、ドン・ファンが呪術をするときにイメージすることについて。
瞑想して、幻覚体験のときに、
自分の精神をどのように持って行くか。
ドン・ファンは自分がカラスになる事をイメージするらしい。
自分の頭をカラスにする。
頭の後部を尻尾、鼻の先をくちばしに。
そして、自分の体を離れて飛び立つのだ。
飛び立った後、自分が向かった方向、
一緒に飛んだ仲間のカラスは何匹いたか、
などによって、暗示される意味があるらしい。
また、カラスはよく生ごみをあさっているけど、
あれはカラスの目を通して見ると、
7色に輝いた宝石のようにみえてるらしい。
少し古い記憶なんで所々、
本の記述と違っているかもしれないけど、
オレの中ではそういうことになっている。
よく寝ながら、カラスになる練習をしたな。

とにかくそんな事をどうして思い出したか。
メキシコでカラスと会ったから。
想像していたのと違かった。
日本のカラスより、
2回りほど小さく、とてもシャープ。
尻尾もなんか扇形に広がっていて、
やぼったい感じがない。
こいつかー、
再会できたという気分で一杯だ。

 


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