小囃子
音5
2007/03/07
トリノの川を越えた丘で、
コンサートがあったので行って来た。
みんなそのコンサートに行くために、
丘を登っていく。
会場に着くとそこはちょっとした広場。
夜なんで子供はいなかったけど、
そこに60才位までの人達が500人位いる。
広場の端では、大きな鍋にワインが入れられ、
暖められて、みんなに振舞われている。
日本の正月に神社で甘酒が振舞われているような感じ。
ステージでは地元のバンドが延々と演奏をしていて、
この地方の曲を何曲も演奏している。
おそらくメロディーは昔の曲なんだろうけど、
全てスカ調にアレンジしている感じだ。
驚いたのはみんな曲を知っていて、
曲によって踊るダンスを変えるということ。
このダンスというのは小学校の時に運動会のときに
踊らされた「ジンギスカン」をファンキーにしたような感じ。
必ず男性と女性がペアになって次々とペアを変えながら、
曲が続いていく、
曲が変わると阿波踊りで隊列がいきなり変わるのと、
同じように違うパターンのダンスに変わって圧巻だ。
年配の人が良く踊りを知っていて、
パートナーが踊りのパターンを知らない場合は上手くリードしている。
途中から雨が降ってきたんだけど、
すごい踊っているからちょうど良いという感じ。
色々な年代の人たち集まって、みんなで踊るというのが、
とても新鮮だった。
おそらくこの人たちにとっては当たり前のことなんだろうな。
なんかの曲で「oggi ialiano(今日はイタリア人だ!!)」という
フレーズがあって、なんか少しうれしかった。
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