サン・マルタン運河２

画像情報

撮影日： 2006/12/19

ありがとう。
フランスの代表的な新聞「le monde」誌にも記事になっていたんだけど、
少し認識が間違っていたようで、
このテントは「世界の医師団（Medecins du Monde）」という
支援団体が昨年の１２月から提供しているみたいで、
ここ以外にもポンピドゥー美術館とかでみたテントも
同じところから提供されているみたいだよ。

サン・マルタン運河のこの運動自体は、
「ドン・キホーテの子供たち（Les Enfants de Don Quichotte）」という
団体が「ホームレス（Sans domicile fixe）」の環境の問題提起をするために、
実際のホームレスの人達と団体員が半々くらいで、
同じ生活をしているデモ活動らしい。
政治家の人でも何人かはこのテント生活を体験する人もいるらしい。

フランスでは働いている人でも
住む家がない人が結構いて、
それが問題になっているようだ。
それにしてもこういう形のデモ活動が行われるというのは、
あまり見たことがないよね。

Posted by エツ at 2006/12/27 22:16:16+09 PASS:

その後、この運動についてなんだけど、
運動が始まってから、
様々な反響があったらしい。
リヨン、マルセイユ方面にも波及したり、
春の大統領選挙に向けて与、野党共に政治的な解決を探った。

そんな中、1月9日に収容施設の受け入れ時間の延長、
収容施設の増設をするという対策を発表し、
住居のない劣悪な状況下にある人達に対して、
緊急避難施設を提供するという法案を通す約束をしたそうだ。

これに対して、
「ドン・キホーテの子供たち」は、
実際にSDF（ホームレス）の人達が、
施設に移り住んでからテントを撤去していくことに、
決めたみたい。

Posted by エツ at 2007/01/17 20:57:59+09 PASS: